今回紹介するのは国際唎酒師です。
飲食業界に従事している方なら”唎酒師”は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
”国際”唎酒師とはその外国人向けバージョンで英語・中国語(韓国語・フランス語・スペイン語)を使ったものです。
ひょんなことから友人に紹介され今回受験してきたのでその内容をお伝えできたらなと思います。
勉強方法
勉強方法としては公式ホームページにも書かれているようにただひたすらテキストを読み込むだけです。
出題内容
試験は第1〜3次試験まであります。
1次試験
選択式の問題8割、筆記2割といった感じです。
公式ページに例題があるので参考にしていただけたらなと思います。(例題はこちら)
見ていただければわかるように例題は非常に簡単で少し勉強しただけで合格できそうな気がしますが実際はそんなに甘くないです。
どちらかというと唎酒師の試験内容の方が実際の問題に近いです。
私自身甘く見ていて痛い目に遭いました。
試験時間が50分なのですが問題も例題の倍ぐらいの量があり私は時間が足りませんでした。
英語が得意な方は問題ないと思いますが私と同じくらいの英語力(TOEIC600)だと読むだけでも時間がかかってしまいます。
ただ例題と全く同じ問題もあったので目を通しておくことをおすすめします。
私が覚えている限りで
・Write three skills, knowledge, or techniques that a Kikisake-shi should have
・What is the boiling point of alcohol
は全く同じでした。加えてこちらは筆記なので答えを丸暗記しておくのがいいと思います。
特にこれを対策しておけばいいといったわけではなくテキストから満遍なく出ている感じで石川県の協会酵母の番号出題もあり、かなり焦りました。。。
そのほかの筆記では(2次試験・3次試験含む)
・酒造好適米が高価な訳
・紫外線を防ぐ方法
・速醸系と生酛・山廃の違い
・提供温度の違いによるメリット・デメリット
が出題されました。
とにかくまずは日本語で理解し、それを英語にする力が必要ですね。
2次試験
2次試験ではお酒のセールスプロモーションが出題されました。
2題あり、
第一問が醇酒に対しての特徴やアプローチ方法、最適な温度帯(どうしてその温度で提供するのか)、最適な酒器(どうしてその酒器がいいのか)、どの料理と合わせるのかを問われました。
第二問では夏とだけテーマが与えられどのお酒を選んでもよかったです。問われた内容は第一問と同じでした。
最後に3つほど質問がありましたが内容は覚えていないです。力になれず申し訳ありません。。。
3次試験
最後は2種類のテイスティングです。
おそらく普段から日本酒を飲まれる方にとっては難しくないのではないかなと思います。
私自身は普段日本酒を飲まないので全然わかりませんでした。。。
色だけで見ればどちらも無色透明で爽酒と薫酒だと思ったのですがどうしても爽酒の味だと思えずに薫酒と醇酒にしました。
テイスティングはかなり低い点数だと思います。
私のように日本酒があまり得意ではないけどこの資格を取りたいという人はテイスティングのコメント例を丸暗記して試験に臨むしかないのではないかなと思います。
さいごに
国際唎酒師の試験内容や難易度で検索してもほとんど情報がなく、そんなに難しくないので大丈夫みたいなことが書かれている場合が多いですが今回実際に受けてみてしっかり勉強しないと合格できません。
想像以上に難しいです。特に私のような中途半端な英語力しかない方にとってはまずはしっかり日本語で理解してあとはひたすら英単語の暗記と文章の暗記が合格への1番の近道だと思います。
せっかく25,000円も払って受験をするのならばみなさんにはぜひ一発合格してほしいです。
まだ結果は出ていませんが私は99%不合格です。
ここで諦めるのはもったいないのでもう一度お金を払って再受験します。
25,000円をもう一度払うのはめちゃくちゃ悔しいです。
合格できるように一緒に頑張りましょう!
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